飲食店

オフィスの間借りはフロアの一角を借りて事業をするイメージですが、飲食店では、「夜にバーとして使っている店舗の昼間が空いているので、その時間に定食屋としてお店を使わしてもらう」といった時間を区切って借りるケースが多いかと思います。
既存店舗さんは使っていない時間に家賃収入を得ることができ、借りる方は安く利用ができ、既にあるお店の設備も使えたりします。飲食店の新規参入者は初期投資をかけずに経営を試すことができて、双方にメリットがあります。

間借りで浮かせられる経費例
  • 設備設計費
  • 設備工事費
  • 厨房機器
  • 家具
  • 什器購入費

飲食店営業許可

この場合、既存店舗さんの営業許可で営業しているケースもありますが、同じ店でも別々に取得できますので、間借りする方も取得したほうがベストです。
すでに営業許可が出ている店舗なので、すぐに取得できるでしょう。保健所も取ることを強く進めてくると思います。

しかし、何か事故があった場合、業務停止などの処分は「場所」に対して行われます。ですので、昼に使用しているときに事故があって営業停止などを受けた場合、夜のお店も営業することができなくなってしまいます。

結局は一つの営業許可で2つの飲食店を営業しているのと変わらないですね。
形式的に営業許可を個別に取得することよりも、先に出店しているオーナーさんとのリスクの共有のほうが大事なように思います。